学校のテスト勉強と受験勉強の違い

学校のテスト勉強と受験勉強の違い(数学・英語・物理・化学)から話を進めて参ります。
簡単に申し上げると 「夏の合宿登山」と 「日本アルプスの登山」の違いであります。
学校のテストは、授業で習った知識を問います。その知識が生徒に定着しているか否かを確認するものなので、未知の知識を組み立てる力を問うものではないんです。範囲が短いため、つる覚えでも凌げてしまいます。思考力を計ると題しても、直前に習った知識を吐き出しているだけですから、いい加減な知識の組み立てでも点が取れてしまうのであります。
つまり、山登りに例えるなら、学校のテスト勉強は「夏の合宿登山」でございます。当地に即して申し上げるならば、中津川キャンプや稲武の野外施設へ行くくらいのものとお考え下さい。山登りに必要な道具は、生徒に携帯する理由がわからなくても、右見て左見てで使えてしまうのであります。
しかし入試は、そう簡単には参りません。入試はとても広い範囲から出題されます。一夜漬けという訳には参りません。問題を見れば、それが何処の単元からの出題であるかはわかるでしょう。しかし、それをどう解いたらよいかわからない。これは未知の山へ登るのに似ています。
例えば「日本アルプス」のひとつに登ろうとするならば、リュックの中に忘れ物が無いか、持っていく道具は扱いに慣れているか、なの点がとても大切になります。そしてスムーズに道具を使うのに最適な道具の使用順などを、極めてシンプルに模擬演習しておく必要があります。登るルートも自分の思うままではなく、先人が多数登り、安全が確保された道から外れないように心掛けるのが必須でしょう。そうしたさまざまな準備こそが確実な登山成功に直結します。受験勉強も大筋、これと同じであります。
例え、入試本番で知らないことが起きても、「とりあえず自分には、すべきことがある。答えには直接繋がらないかも知れないが、やれることがある」と考え、答えを組み立てることとなります。その思考の手順が学問そのものであります。これは日常、これは奇を衒ったものでも、難しい問題を解くことでもありません。くどいようですが、日常、一番必要なのは手順の確認であります。

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