参考書≠実力

1つの問題集を始めてから、模試で効果が出るまでには、6ヵ月もの時間がかかります。
例えば、成績があがりつつある友達がいて、 その友達の使っているのと同じ問題集をいま手に取ったとしましょう。 友達はその勉強を始めてから6ヵ月たち、今ようやく効果が出始めたのですから、 真似した方も同じく6ヵ月後に効果が出始めるでしょう。
しかし、6ヵ月後に「成績が上がった!」「模試が上がった!」 と喜んでいいわけではありません。
友人はこの間にもっと先に進んでおり、追いつこうと思えばさらに約6ヵ月を要します。 また「友人も選んだ参考書とはいっても、やはり自分に合ったものじゃなければだめだ」と、 6ヶ月に3回問題集を変えるとどうなるか。
最後の問題集を手にしてから6ヵ月後に効果がでますから、 最初に勉強を始めたときから起算すると、1年後にやっと学力が上昇し始めます。 先生(講師)からこの問題集は止めた方がと言われても、 自らの欲望(納得)に拘れば、当然自らの認識程度の学力しかつきません。
受験成功の秘訣としていろいろな本をあれやこれやと紹介する方を多くお見受けしますが、 それらは少なくとも現役生向けではありません。
高校生は忙しいです。高校生(現役生)は勉強以外にも、学校行事もあれば体育もあり、 受験と関係の無い科目も勉強し、学校の定期試験に備える必要があります。 限りある時間の中で、決まった参考書を使えるようにするのが肝心です。
生徒の問題点として、こうした注意を毎回うけているということを深く認識しない生徒は、 塾で上がった偏差値を自分の才能と見誤り、勝手に自分で入試問題集を買い込んで、 内緒で始め出します。そして、自滅します。

こんな視点で考えてみては如何ですか。
どんなに時代が変わっても、人の性質や考え方には、変わらない部分、 普遍的な部分が必ずあります。
「変わらない部分ってどこだろう?」と考え求めていくと、 逆に「今の世の中こんなことが流行っているんだ」という部分がはっきりと見えてきます。 流行の部分が普遍的な部分との違いでよくわかります。
この考え方で見えてきたもの、身に付けたことは所謂how toではありませんから、 どんなに自分を公開しても真似されませんし、盗られることもありません。 こうした間合いに人生を誘うことが、心の休まる生き方に繋がるのではないでしょうか。

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