宿題の量と質

一真塾では授業の度に一日0.75単元分を宿題として出し、それを次回の授業で回収します。 この単元ひとつに、だいたい45分の時間がかかります。 授業は1週間に2回あり、通塾と通塾の間には短くとも2日間の家庭学習日を挟みます。 1日45分の宿題として2日分、45×2=90。 最低90分間分の宿題ということになります。 まず、当塾の決まりとして、もし宿題をやって来なかったら、それを解くのに必要な時間分、 授業が終わった後に残って勉強をしていただきます。 なぜ宿題、居残りを行っているのかと言うと、理由は2つほどあります。

1つ目の理由は、ごく当たり前のことですが、宿題も出さず塾の授業時間、 1回の通塾1時間30分、若しくは2時間15分、週2回という時間だけでは、 きちんとした大学に届く勉強には全くなりません。 どこの塾へ行かれても「塾の授業時間だけではよい大学には届かない」ということに、 異議のある方は殆どいらっしゃらないと存じます。 しかし、この辛さの部分を正面から受け止め、協力してくださる親御さんも少なくなりましたので、 私が悪役となり、ケジメをここに掲げておるのであります。 これが嫌なら、一真塾にはお越しにならないようお願いします。

2つ目の理由は、もう少しマシな理由です。
学問に適する思考力を養う為には、それぞれの学問の持つ世界観、 思考の仕方を掴む必用があります。塾で悩む時間も大切でありますが、 それだけでは十分では無く、家でも十分に悩んでいただきたいです。 私は、各生徒に、ただ単に、悩め・苦しめといっているのではなく、 論理の筋道に従った悩み方をしてもらいたいと願っています。 それは「これが筋道ですよ」と話して、生徒に理解され、 次の日から生徒が使えるというものではありません。 してはいけないことを沢山してもらい、 その上で正しい(結局これしかないんだ)という筋道を学びとっていただくしか、 普通の生徒が正しい道筋を身に付ける方法はないと考えます。 肥溜に落ちて初めて、この上で遊ぶとえらいことになると理解出来ますという理屈です。 才能も少なく甘えて育った人間には人より沢山の努力が必要なのは当たり前でありまして、 反面、塾での時間、授業時間は有限であります。無限に授業時間を広げることは出来ません。 しかし、家での時間は塾に比べて自由がききます。 初学者は、この時間を使って悩んでください。 過干渉で身に付いてしまった垢を落とし、学問にきちんと向かえる心の在り方を養えたらと願っています。

次にやって来た宿題の塾での取扱いですが、 生徒がやってきた宿題は問題の正誤だけで本人の理解度を測るのではなく、 正解した問題でも正しい筋道を建てて考えた結果答えにたどり着けているのかを各講師が確認します。 教材には「こういう風に学んで下さい」 という意図が明示されています。 しかし、どのレベルの生徒であっても、この明示されている意図を理解せず、 ただ単に答えを得る、問題を解くことだけを目的に宿題をやってきます。 これを本来の意図に戻すのが、 講師の役割であります。個別はここに銭を払っているようなものだと私は思っています。

上の文を読んで、この塾の教え方は厳しいと思われた方がいるかもしれませんが、 優しい塾・優しい先生の下で、慌ただしく、だらしがない結末となるか、 厳しい塾でよい受験となるか、 塾はふたつにひとつです。 だらしが無いは一生ですが、厳しいは高校の内だけで、後は苦労はあるものの馴れていきます。 世の中は人に優しい方向へ方向へと動いています。 塾業界はその典型でどんどん幼稚化しています。 優しい先生や宿題で塾・予備校で違和感を覚えた方、失敗された方は再考をお願いします。

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